歯並びの乱れを正しく整える治療です。矯正治療は出っ歯、受け口、八重歯、歯並びのデコボコ等を綺麗にし、 見た目を回復することが目的のように思われがちですが、実はそれは治療の付加的要素にすぎません。 最大の目的は歯並びの乱れを整え、正常な機能を営めるような咬み合わせをつくりあげることにあります。
乳歯が抜け落ち、永久歯に生え変わる混合歯列期のお子様に行う矯正治療のことです。
この場合は顎の成長をコントロールし、正常な咬みあわせに誘導していくことが治療の主たる目的です。
永久歯列期の大人の方に行う矯正治療のことです。
近年治療技術の向上により高齢な方でも矯正治療を行うケースが増えています。
この場合は乱れてしまった歯の並びを正常な状態に整え、
見た目にも機能的にも長期的に安定した咬みあわせをつくることが大きな目的となります。
当院では見た目だけ、ただ並んでいるだけの矯正治療はおこないません。審美面はもちろんのこと、機能面でも正しく嚙み合わさる歯並びを治療のゴールにしております。
そのため、当院では噛み合わせを熟知した矯正専門医が矯正治療を担当しております
頭部X線規格写真(セファロ撮影)とは規格に基づいて撮影された顔面、頭部のX線写真です。
顎の骨の形や角度、歯の生えている方向などを一定の基準に従って分析する事が可能です。
これにより、口腔内という限定した領域にとどまらず、骨格形態から正しい噛み合わせを診断いたします。
上下歯型をとり、噛み合わせをみる咬合器という器械に付着して、模型上で俯瞰から噛み合わせを精査いたします。 アナログな方法ですが、基本に忠実に行うことで的確な診断をすることができます。
これら得られた資料を分析し、綿密な治療計画をたてて、実際治療にあたります。
出っ歯、受け口、八重歯、歯並びのデコボコ等を歯科医学的には不正咬合と呼びます。
でも歯並びが悪くても痛くもないし、見た目はあんまり気にしないから治さなくてもいいやというご意見も多々いただきます。 しかし、歯並びの問題は見た目だけの話ではなく、お口の中におこる様々なトラブルを引き起こす大きな要因となっていて、 将来的な歯が喪失してしまうのも、圧倒的に歯列不正をかかえた方が多いのです。
噛み合わせにおいて、顎は上下に動くだけでなく、左右、前後にも動きます。そして左右前後に動いた時の歯にかかる力は歯にとっては非常に大きなものとなります。
前歯と奥歯は歯の形が違うわけですが、顎の左右前後運動においてそれぞれ役割が違います。
前歯の役目:
左右前後方向にかかる強い力を前歯が接触して滑っていくことで、うまく逃がす。
奥歯の役目:
上下的に噛みあった時に垂直的な力をしっかり支える
前歯と奥歯の相互関系をうまく得るためには前歯も奥歯も均等に噛みあっている必要があるわけですが、 歯列不正があるとこの相互関係がうまく働かなくなってしまう事が多いのです。
例えば、受け口、出っ歯、の噛み合わせの場合、受け口では下の前歯が前に、出っ歯では上の前歯が前に行ってしまうので、 正しい前歯の接触が望めません。前後左右の顎運動の非常に強い力を前歯が逃してくれないので、その力は本来はかかるべきでない 奥歯が一手に担う事となり、結果として奥歯の喪失が早まってしまうのです。噛み合わせを支持する役目の奥歯がなくなれば、 当然ながら前歯も喪失の道をたどるので、最終的には噛み合わせが崩壊して噛むことすらできなくなってしまいます。
歯列不正を治すということはこういった噛み合わせの将来的な崩壊を未然に防ぎ、 長期的な安定した噛み合わせを獲得することにつながります。なので、歯列不正を抱える方は是非治したほうが良いのです。
当院では、矯正治療につきまして矯正専門医が担当しており、無料相談を行っております。
噛み合わせ、歯並び、顎の痛み等でお悩みの方は、この機会に是非ご相談ください。